去る5月29日、国の新経済対策(経済危機対策)の裏付けとなる平成21年度補正予算が成立した。経済対策として過去最大規模となる今回の補正予算は、20年度第1次、第2次補正予算、21年度本予算に続き、切れ目のない経済対策を実行し、政策総動員で景気の底割れを防ぐためのものである。
「中小企業のまち」、「庶民のまち」である本市は、企業の業況判断の悪化や、倒産件数・生活保護申請件数の増加など、企業活動や市民生活への影響が一層深刻となっており、速やかに万全な対策を講じることが求められている。また、「低炭素革命」の環境対策やまちの安全・安心施策の充実、市民の健康推進などに配慮した具体策を講じることが重要である。
よって本市においては、今回の経済対策に盛り込まれた、「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」や「地域活性化・公共投資臨時交付金」、基金などの国の21年度補正予算を有効に活用し、本市の経済や市民生活の更なる活性化に向け、早急に新たな経済対策を取りまとめられるよう申し入れるものである。
【雇用・中小企業支援措置】
○中小企業融資対策の充実強化
○緊急雇用創出基金を活用した新規雇用創出の大幅拡大

【定額給付金・子育て応援特別手当】
○定額給付金等を受け取れないドメスティックバイオレンス(DV)被害者等に対する、本市独自の支援策の実施
○拡充される子育て応援特別手当の早期かつ円滑な事業実施

【医療・福祉】
○乳がん・子宮頸がん等、女性特有のがん対策の早期実施
○新型インフルエンザ対策の強化

【高齢者・障がい者福祉】
○大都市に応じた小規模多機能型居宅介護施設等の充実
○社会福祉施設等の耐震化やスプリンクラー設置推進
○ヘルパー等介護職員の人材確保のための助成措置の拡充

【こども・教育】
○待機児童解消を達成するための追加措置
○児童虐待の円滑な通報システムの確立と啓発および人材の確保
○教育ICTの早期確立を目指し、校内LAN、パソコン増設、電子黒板等の取り組みを推進
○小中学校にエコ化モデル校を整備

【安全・安心】
○道路照明灯・地域防犯カメラの増設
○地下鉄・鉄道駅のバリアフリー化の促進

【環境】
○太陽光パネルの学校や市役所・区役所等の公共施設への設置拡充
○太陽光発電補助の拡充と総枠の拡大

【観光・集客】
○市内観光・宿泊需要拡大の為の、インセンティブの導入や大々的なキャンペーンの実施